THE GUITAR ETUDES
決定版 ギターエチュード集

 古典のエチュードのまさに「いいとこ取り!」152ページ、96 曲、解説付
で、なんと2200円。 曲集のコンセプトを示した「前書き」を掲載しています。
どうぞご期待下さい。
  はじめに  この曲集にはクラシックギターの古典派からロマン派を代表する 7
人の作曲家による練習曲が96曲収められています。各作曲家の収 録曲数は以下の
通りです。    
 
  フェルディナンド・カルリ(1770〜1841 イタリア)   8曲  
  フェルナンド・ソル   (1778〜1839 スペイン)  31曲  
  マウロ・ジュリアーニ  (1781〜1829 イタリア)  11曲  
  ディオニシオ・アグアド (1784〜1849 スペイン)  11曲  
  マテオ・カルカッシ   (1792〜1853 イタリア)  18曲  
  ナポレオン・コスト   (1806〜1883 フランス)  10曲  
  フランシスコ・タレガ  (1852〜1909 スペイン)   7曲
 

 彼らは皆ギタリストとして、作曲・演奏・教授に活躍していまし た。その時代
は、ギターが6単弦の楽器として確立した頃から、 「近代ギター音楽の父」とい
われ今日のギター奏法の基礎を築いた タレガに至ります。
 この曲集はギターを弾く人たちの技術の向上を主な目的として編 集されたもの
ですが、結果として古典的なギター音楽のアンソロジ ーともなったようです。そ
れは楽器の奏法を学ぶための練習曲には それを書いた作曲家たちの時代と、個々
の音楽のエッセンスがこめ られているからです。
 「エチュード」「練習曲」というと、どうしても勉強・修行的な 感覚で取り組
んでしまいます。もちろんそれぞれの曲には技術的に 学ばなければならない要素
が凝縮されていて、それでこそ「エチュ ード」なのですが、その技術は音楽を楽
しむための『手段』である ことを忘れてはなりません。音楽を楽しむために技術
を高めるとい う意識を持っていただきたいと思います。修行的でなく、音楽を楽
しみながら技術を高めることができることを考えてこの曲集を作り ました。
 「エチュード」にはあまりタイトルが付けられていませんが、 「スケール」の
「スラー」の「練習曲」としてでなく、『音楽』 としてとらえて、曲から感じ取
れるなんらかのイメージを表現する ことを心がけてほしいと思います。発表会な
どで弾く時に、自分で 気に入ったオリジナルのタイトルを付けて弾いたりしても
いいかも しれません。
 編者自身、この曲集の編集とCDへの録音を通して、小品にこめら れたギター音
楽の美しさ、深さを改めて感じました。その喜びを、 この曲集を手にした皆さん
と分かち合うことができたらうれしいで す。                                                                                                 2 001年 8月  小川和隆


全音楽譜出版社より発売中
\2,200(税別)